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いつまで真夏日が続くのでしょうね(笑)?『高温期の外構工事』
こんにちわ ♡ 座間、厚木、海老名を中心に外構とお庭のデザインと施工の会社(有)新建エクスプランニングの渡部です。
10月に入ったというのに、毎日最高気温が夏日(25度以上)となり、「秋めいて来ましたね・・・」としみじみとご挨拶が出来ないお天気ですね。
とは言え、夜になれば虫の声が賑やかで、星空を見上げる頬を心地よい秋風がそよぎます。
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夏の暑さは普通に日常生活をする暮らしも、さまざまな面で工夫が必要となりますが、外工事で身体を使う『外構工事』にも様々な面で工夫が必要だったりします。
特に、夏の高温期の生コンクリートによる『駐車場コンクリート打設』や、セメントを使う『レンガ積やブロック積』など本当に大変だったりするのです。
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一年を通して配慮するのは、先ず『天気予報』ですが、高温期は思いもよらない現象が発生しやすいのです。
外構図面をご覧なったことがある方にはなじみがある単語かもしれませんが、駐車場部分に『スリット』や『伸縮目地』などの言葉が図示されているかと思います。
もちろんこれらには、デザイン的な要素や水の逃げ道などの意味合いも兼ね備えてはいるのですが・・・。
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硬くてちょっとやそっとでは壊れないイメージのコンクリートですが、実は様々な原因によってひび割れが生じることがあるのです。
固体は気温が高いと『膨張』し、低くなると『収縮』したりすると、理科で習いました。
コンクリートも固体ですから、夏の高温期の『膨張』をしたときの空間的スペースが、コンクリートをひび割れから守るために、『スリット』や『伸縮目地』が必要となるのです。
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高温期や著しい乾燥により発生しやすい『ドライアウト現象』は、特にコンクリートやモルタルなどで発生する現象で、セメント硬化不良の一つですが、これは、コンクリートやモルタルなどの水分が、既存構造物や接する素材(コンクリートや砂利路盤材)に吸水され、蒸発することで、凝結が部分的に正常にできなくなる状態『ドライアウト』のことです。
また、夏期の炎天下で直射日光を浴びたり、強風にさらされたりする場合も同様な現象が起きるので注意が必要なのです。
防止対策は、生コンクリートを打設する前に接する素材(型枠や砂利路盤材)に散水(水湿し)をし、急激な水分の吸水を防ぎます。
また、打込み後は炎天下や強風時も含め、シート養生などで水分の蒸発を防ぐこともあります。
そう、つまり、コンクリートを強度を保ち、美しく硬化させるには、充分な『水分』が必要なのです。
不思議な感じがしませんか?セメントは『水』がなければ固まらないのです。
そして、美しい構造物を保つにもこの『水分』が、不可欠なのです。
『スリット』や『伸縮目地』単に「ひびわれ」を防ぐためのものなんですが、奥が深いでしょ?
うまく使っておしゃれで、美しい駐車場車庫デザインにしましょう。
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May the seasons you spend (together) add colors to your life.
これから共に歩む季節があなたの人生に彩りを与えますように…
素敵なGARDENライフを★ Chinatau Watabe ★
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