秋の手仕事 その3
こんにちは、新建エクスプランニングの林です。
前々回(https://www.shinkenexp.net/blog/16038/)、前回(https://www.shinkenexp.net/blog/16089/)と栗の渋皮煮の話で、メンドクサイと何度も言っておきながらなかなか核心の話にはならないできましたが、やっとメンドクサイの話になります(笑)
では、渋皮煮の作業の流れをー
◆栗をまず軽く湯掻いて鬼皮を剥きます。
この時に渋皮を傷つけないように鬼皮のみ剥きます。包丁でちょっと傷つけてパキパキと剥いていきます。
硬いので、ずっとやっていると手が痛い…(-_-;)よく切れる包丁を使って、表面にうっすらと切り込みを入れて剥くのが一番力を使わないで剥けるかと思います。
◆重曹を入れて栗を茹で、灰汁を取る&渋皮を柔らかく
何度か繰り返すパターン、1度のみ重曹で他はお湯でゆでる、1度だけ茹でるなど色々なやり方があるようです。
ちなみに、私は、1度重曹を入れて茹でて軽く渋皮を剥いた後、まだ硬いスジがあればもう一度重曹を入れて茹でます。その後、2度ほど水でゆでるという方法ですね。
(もうここで1日目はダウン…これ以上は続けられずに寝てしまいました…)
◆渋皮の筋を取る(スジトリ)
・・・とサラッと書きましたが、ここがメンドクサイのメイン!!です。連日「スジトリ」していたのに写真も残ってません( ゚Д゚)のでイラストで。
渋皮の筋を爪楊枝でチマチマと取り除くのです…少しでも残っていると「えぐみ」の原因になるのでキレイに取ります。
その上、ちょっとでも渋皮が傷つくと、この後煮た時に栗が崩れて煮汁が汚くなるので、傷ついた栗は渋皮煮にはできません…
この作業、一晩では終わらないで、2日かけてやりました(;´∀`)
夜な夜な「メンドクサイ~!」と心の中で叫びつつ、テーブルの上に栗を入れた鍋を置き、チマチマ、チマチマ…ちょっとテレビを見て気が逸れていると渋皮に傷が~(>_<)
◆煮る
やっとここまで来ました。煮る段階になるまで3日はかかってます…栗が浸るぐらいの水よりちょっと多目の水に、栗の重さのやく6割程度の砂糖で煮ます。
ここで注意ポイント!2つ!
1つ目は煮立たせてグラグラさせてしまわない事。
グラグラ煮汁が煮立つと、栗もグラグラしてしまい、渋川に傷がつき、ボロボロになってしまいます。
2つ目は一気に甘い煮汁で煮ない事。
煮汁の糖度が高いとと栗は固くなってしまいます。そのため、私は多目の水+半量の砂糖で一度20分程煮て、少し冷まし、残りの砂糖を入れて2度目20分程煮ます。
2度煮た状態ではまだまだ甘みは薄く、色も淡いです。この後20分程度煮るというのを何度か繰り返し、栗に甘みを含ませていきます。そうすることによってしっとりとした渋皮煮になります。
煮汁から栗の一部が出てくるぐらい煮汁が減ったら栗だけを取り出し、煮汁を煮詰めシロップ状にして、栗にかけて保存。
これでやっと完成です~!(^^)!
今回は1.5キロほど作ったので、一度には食べきれませんから、一部を冷蔵庫に入れて他は冷凍庫で保存。
以前、この季節に作った渋皮煮、正月のおせちに入れても全然大丈夫でしたよ。(自己責任でお願いします)
メンドクサクくて大変な渋皮煮ですが、喜んで食べてくれる主人に子供たち、
自分がやっていた事を引き継いでいること、そのものを喜んでくれる母のために、
また良い栗が手に入ったらきっと私は夜な夜な渋皮煮を作るんだと思います。
メンドクサイ~と呟きながら。
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