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『雨ニモマケズ・・・』です!
こんにちわ ♡💙💙💙♡ ♡💙💙💙♡
横浜&川崎を中心に外構とお庭のデザイン&施工の会社(有)新建エクスプランニングの渡部です。
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今年は夏の暑さが長引いたせいか、秋~冬花壇の花苗がなかなか出そろいませんね…。欲しいものや必要なものがなかなか入手できずにいます(笑)♪そのため最近の私は時間があれば植床準備にいそしみつつも、やがてくる冬支度を念頭に庭仕事を進めています。
植床準備と言えば、堆肥や石灰などの土壌改良剤ですが、、、私は「消石灰」を見るたび、宮沢賢治を思い出します…。
みなさんは宮沢賢治と言えば『銀河鉄道の夜』ですか?『注文の多い料理店』でしょうか?はやまた、『セロ弾きのゴーシュ』ですか?
私と賢治との出会い(?)は『やまなし』です。「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」のフレーズが印象的なお話ですが、「クラムボン」という語感も好きです♡
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宮沢賢治と言えば、岩手県花巻市出身の童話作家&詩人ですが、花巻農学校の高校教師をしていた事はあまりにも有名な話ですね。賢治先生の授業…面白そうで、大変興味あります。
子供の頃から“石や昆虫”“宇宙”などの自然が大好きだった賢治は、鉱物採集に熱中し、盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)に進み、地質の調査研究などを専門に学びました。
自身は裕福な質屋の長男として生まれましたが、たび重なる飢饉により貧困にあえいでいるの周囲の農民を見る度、自分が何不自由なく暮らすことに違和感を感じていたようです。
もし‥‥賢治が農学校の教師としての仕事を続けていれば、37歳という若さで世を去る事もなかったのかな?と思いも過ります。
でも、篤い信仰心と「農民のために尽くしたい」という、ストイックな自己犠牲を心の根幹に携えつつ、最愛の妹トシの肺結核の闘病生活を支え、自ら畑を耕し、自給自足の生活を送りながら満身創痍で農民のために尽くしていれば、時代もありますが…結果は変わらなかったのかもしれません。
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晩年「東北砕石工場」という化学肥料を扱う会社で、賢治はサラリーマン生活を送っていたのをご存じですか?
会社が扱う商材は農民たちの暮らし&収穫を左右する「化学肥料」なので、賢治は各地の農村に出向き、肥料を売り歩きます。
でも肥料の売り上げは伸びる一方で、農村の暮らしは大きく変化していきません。
あわせて「消石灰」の有効性を説明しながら各地を行脚し、「化学肥料」を売りながら、「石灰」の有効性を浸透させていきました。
そうなんです。「肥料」を最大限に活かし、肥料効率を上げ、収穫高を上がるためには、この「白い粉:消石灰」がとても重要なんです。『肥料を施す』だけで、収穫高が上がる訳ではないんです。
それを“知っている”賢治が、言葉を尽くし根気よく説明していったからこそ、今では少し植物に興味がある人であれば『石灰』と1度は手にした事があるんじゃないかな?と思います。
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でもやっぱり、賢治の狙いは「目的」なんですね!
何のために、農村へ足を運ぶのか?肥料が売れて売り上げがあがれば、会社に貢献できるが、それだけでは貧しい農民が救われない。
宮沢賢治の“目的”は最後まで「農民のために尽くしたい」だったのでしょう。だからこその『石灰』だったのだと思います。
「消石灰」があるのは、宮沢賢治のお陰と言っても過言ではありません。
そして、最後に。
余りに有名な『雨ニモマケズ』の詩は、営業マンだった時に書かれたものです。
知ってからまた読むと、また感じ方も変わります。
とは言え、私は賢治の様なストイックな営業マンにはなれませんが、今出来る事の『最善を尽くす』ことは忘れないでいたいと考え、日々暮らしています。
今日も素敵な1日を♪
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May the seasons you spend (together) add colors to your life.
これから共に歩む季節があなたの人生に彩りを与えますように。
素敵なGARDENライフを★
GARDEN&エクステリアデザイン―新建エクスプランニング―Chinatau Watabe
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