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見えない「敵」との長きにわたる苦闘。

2024/06/28

こんにちわ ♡💙💙💙♡ ♡💙💙💙♡

横浜&川崎を中心に外構とお庭のデザイン&施工の会社(有)新建エクスプランニングの渡部です。

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今日は渡部の「大!大!大失敗」の植物に関わる話をします。

思いかいせばヒントはあったのに気が付くのが遅くなり、長期に渡り「植えて枯らす」という事を繰り返してたという…情けないお話です。

一応、自称「ガーデナー」なので(笑)、土の事…植物の事…害虫の事…病気の事…経験と勉強で培ってきたものはあると自負しておりましたが、2024年の春自分の無知さを思い知らされる出来事がありました。

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ことの始まりは、高尾に越してきて、念願だった「自分の庭」を持ち、「ホワイトガーデン」を目指して日々勤しんでいました。

その中でもいちばん大切にしていた「ハイノキ」という、白い花が咲く「常緑樹」がありました。

背が高いのが「ハイノキ」です

2007年購入した時には2~3本立でH1.8m程度で「9万円」もしたのです(笑)。

当時流通量も生産量も少なく、また、成長がとても遅いのでどうしても「高いお買い物」ではありましたが、欲しくて欲しくてお迎えした「ハイノキ」だったのです。

でも、植えてから8年経過したころからなんとなく樹の勢いがなくなり、見た目には「病気」のサインは無かったのですが、葉の展開が徐々に弱まる様になってきました。

元気に美しい花を咲かせてもらえるように手を替え品を替えお世話をしていたのですが、2016年頃には完全に枯死してしまったのです。『見た目には「病気」のサインは無かった』のに、ハイノキは空へと旅立ってしまったのです。

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もちろん、大切にしていた「樹木」でしたからショックはショックなのですが、それよりも枯死させてしまった「明確な原因」が判らなかった事がショックでした。

2008年・春の様子 右上が「ハイノキ」

カミキリ虫の食害は2010~11年の間には見受けられたのですが、それだけで「枯死」するに至るとは到底思えません。
枯れたのは高木の「ハイノキ」だけで、すぐ近くに植えられている「低木」のヤマブキやヒュウガミズキには何の異変もないのです。

元々弱い子だったのかな?と考えを巡らせましたが、原因不明のまま時は流れて…。

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「ハイノキ」がいなくなった所には再度、「ハイノキ」をお迎えしたかったのですが、色々悩みつつ、自宅で鉢で育てていた「リキュウバイ」をこの場所へ植えました。

「リキュウバイ」は落葉樹ですが3月末から白い可憐な花を咲かせてくれる樹で、「鉢」で大切に育ておりましたので、この場所で根付き更に沢山の花を咲かせてくれるのだろうなーと期待していたのですが…。

植えて3~4年は問題なく成長し美しい花顔も見せてくれる様になっていたのですが、2021年の梅雨が終わるころだったでしょうか?葉が株元方向から黄色くなり始めた枝が見られる様になりました。

リキュウバイの可憐な花

「肥料切れ?」かな~?と深く考えずに、雨水液体肥料と活力剤を施し、梅雨明け後の暑い夏を乗り越えてもらおうとしていたのですが、葉が黄色くなる現象は止まりませんでした。こうなってくると、「ハイノキの枯死」再び??と不安がよぎりました。結局…その翌年には葉の展開も少なく、異変から1年未満で完全に「枯死」してしまいました。

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こうなってくると、この場所は植物が忌み嫌う何か?が存在するのかと考え、再び同じ場所に「高木」を植える事は避けるべきと考え始めていました。

でも「低木」は現在まで病変は無いので、低木を植えてみようかと「H0.8m位のシジミバナ」と「H1.0m位のゴンフォスティグマ・ヴィルガツム」を「枯死した場所」から50cm位離した場所へ植え付けました。

ゴンフォスティグマ・ヴィルガツム

シジミバナ

2023年の新芽の展開は両者ともまずまずでしたし、2024年の春には「ゴンフォスティグマ・ヴィルガツム」は1.3m位に成長し、美しい白い花を見せはじめたと同時に、「シジミバナ」の葉が萎れる現象が見られました。葉が萎れ始めてから、全ての葉が萎れるまでは1~2週間程度でした。あっという間でした。

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よく見ると白い花が咲き出した、「ゴンフォスティグマ・ヴィルガツム」の花首が擡げる様になっていました。
「ゴンフォスティグマ」までもお別れしないとならないのか!って、焦ってネットで様々な病気を探し、ようやく全ての減少に合致する病名がありました『白褐斑病』です。

これは白いカビの様な繊維が根を覆い、根からの吸収を妨げてしまう「本当に恐ろしい病気」だったのです。
対策の一つとして殺菌剤が効果があるとそうなのですが、殺菌剤だけで根絶させるのが難しい病気の1つだそうです。

ただ、最近の研究では「温水療法」という、「60度のお湯」を根元にかけて浸す、「熱」で「菌」を死滅させる方法の効果が「殺菌剤」より高い効果が出ているという報告書も読んだので、暑さがひと段落したら、枯死した樹木があった周辺のエリアに「60度のお湯」を散布してみようと考えています。

これで、繰り返す「枯死」が止まると良いのですが、今生きている植物達にも「60度のお湯」をかけ、病原菌を死滅させなければならないので、周りの植物も「枯らす可能性」覚悟も必要となりますが、枯死をストップさせるには、やらねばなりません。

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もっと早く、しつこくしつこく調べるべきでした…ね。

確かに思い起こせば、「ハイノキ」も「リキュウバイ」も、掘り上げの際白い根が極端に少なかったです。
白い根が少なければ、水分や栄養素の吸収もできませんね。生きる事は困難な状況に陥っていたのです。

今回枯死した根も掘り上げてみたら、根元に白く繊維状に見える部分がありました。
この白く見えたところが『白褐斑病』の発生源、だったのですね。

根に白い繊維状のもの・・・これが、病のヒントだったのに…。
まあ、まだまだ、勉強は必要だ!という事ですね!

今日も素敵な1日を!
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May the seasons you spend (together) add colors to your life.
これから共に歩む季節があなたの人生に彩りを与えますように

素敵なGARDENライフを★

GARDEN&エクステリアデザイン―新建エクスプランニング―Chinatau Watabe

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