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ヤブヨシキリ&モモイロペリカンの謎…
こんにちわ ♡💙💙💙♡ ♡💙💙💙♡
横浜&川崎を中心に外構とお庭のデザイン&施工の会社(有)新建エクスプランニングの渡部です。
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30年来の鳥友と千葉県の総武線・酒々井駅で待ち合わせ、北印旛沼での「バードウォッチング」を楽しんできました。友人は横浜から始発で…。ワタクシは前のりして高速道路のSAで車中泊しましたが、外気温も氷点下にならず快適なお泊まりでした。なんと、2025年初のバードウォッチングでした。
さてさて、目的の鳥は「ヤブヨシキリ」という鳥だったのですが、日本では「迷鳥」という扱いの、全長13㎝の小鳥です。
※迷鳥とは、その種の通常の分布域や渡りの移動経路から離れた地域でみられる鳥を指し、迷鳥として発見される個体は「その年生まれの若鳥」であることが多いと言われています。
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【ヤブヨシキリ】
目:スズメ目
科:ヨシキリ科
属:ヨシキリ属
和名:シベリアヨシキリ※日本産鳥類記録リスト(5)/2008年に記載アリ
和名:ヤブヨシキリ※日本産鳥類目録改訂版第7版 /2012年掲載アリ
英名:Blyth’s Reed Warbler
学名:Acrocephalus dumetorum
分布:ヨーロッパ中央、北中央部からロシア中央部及び中東で繁殖し、冬季はインド・スリランカ・ミャンマー等に渡る。亜種はないらしいのですが分布域が途轍もなく広く、海外で撮影されている写真を見ると幅はあるような気がします。
分布地図をみれば「シベリアヨシキリ」では確かに変ですね(笑)!。「留鳥性が高い」鳥であれば「地名」を付けるは”あり”ですが、これだけ広く、ユーラシア大陸の中央から西に分布しているのに「シベリア」では違和感だらけですね。「シベリア」から「ヤブ」と変えた理由も納得♡納得♡
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日本での記録
1999年 北海道福島町千軒で記録されてから、
2000年 沖縄県久米島(奥武島)
2007年 石川県舳倉島
2011年 新潟県福島潟
2014年 佐賀県佐賀市
2015年 秋田県大潟村
2018年 石川県舳倉島
2018年 島根県出雲市
と、記録されており、2022年には福岡県で迷鳥として中間市室見川で記録されている個体も、おそらく「ヤブヨシキリ」であろうとの事。
そして…上記の個体、2024年千葉県印旛沼。今回の目的の場所の個体で10例目となる可能性が大ですね。
本来の越冬先が「熱帯地域」だとすると、日本ではお寒くないのでしょうか?
でも、こんなにも小さな鳥が、どこをどうやって海を超え日本にたどり着いたのか不思議でなりません。
シーズンとなったら退去し、本来の繁殖地へと旅立っていただきたいと切に願います。
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一方、こちらは北印旛沼の有名人…それは、こちらに30年近くお住まいになっている『モモイロペリカンのカンタ君』です。
全国で名を馳せたモモイロペリカンと言えば、山口県宇部市の『ウェンディ君』と、『カッタ君』。
1997年夏、山口県の宇部市、常盤公園で飼育下だったペリカン7羽が花火大会の爆音に驚き逃亡者となりました。
『カッタ君』は割とすぐに捕獲されますが、『ウェンディ君』は逃亡者となり全国各地で目撃されましたが、国を超え北はサハリン州コルサコフ市と、国外逃亡もしたペリカン君です。2008年以降国内での目撃例は無いようですが、北海道を中心に気の向くまま空を飛び、自由を謳歌した旅好きのペリカン君として名を馳せました。
私の友人も2022年・4月、青森県竜飛岬で北へ向かう『ウェンディ君』を目撃し、興奮気味にMAILがきたことを今も覚えています。
『ウェンディ君』の個体識別は足輪の個体識別番号によるものです。
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でもカンタ君には足輪はございません。
沖縄の八重山では自然由来のモモイロペリカンと思われる滞在記録もありますが、カンタ君はとても人懐こく、仲良しの漁師さんに甘えたり、ボートに乗り漁に出たり北印旛沼での生活はエンジョイしているようです。
また、カンタ君が何歳なのかは私が調べた限り不明です。ただ、この地へ飛来したのは、1994年10月ではあるようです。
どこで生まれ、、、どうやって北印旛沼へたどり着いたのか、謎は謎のままですが、正直婚姻色の「モモイロ」に頬を染めるカンタ君を見ていると「お嫁さん」がいてくれたらなぁ~?と思います。
モモイロペリカンの繁殖期は2月~4月。カンタ君はしっかりと「モモイロ」で、準備は万端!しかし、恋の相手は現れず…。
でも、まあ、カンタ君がカンタ君らしく、ここを安住の地として、自由にのびのびと闊歩しているの姿は幸せな光景でありました。
今日も素敵な1日を♪
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May the seasons you spend (together) add colors to your life.
これから共に歩む季節があなたの人生に彩りを与えますように
素敵なGARDENライフを★
GARDEN&エクステリアデザイン―新建エクスプランニング―Chinatau Watabe
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