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紫陽花が色鮮やかな季節になりました。

2018/06/22

紫陽花が色鮮やかな季節になりました。

 

梅雨の時期に水色やピンクの花を咲かせるアジサイ、涼しげで美しいですね。

紫陽花の学名は「Hydrangea」(ヒドランジアまたはハイドランジア)ギリシア語で「水の器」を意味するそうです。

Hydrangea macrophylla

Hydrangea macrophylla

 

 

 

 

 

 

 

 

そのせいか、しっとりと濡れる梅雨の季節の花・紫陽花にふさわしい素敵な学名だと思いませんか?

特に日本は青系の紫陽花が多く、花びら(正確には萼《ガク》)の淡い紫や美しい藍の色は、ますます水が似合います。

 

けれど、アジサイの花は、植えられた土によって花の色が変化するために、自分が思い描いていた色にならないこともあります。ワタクシが暮らす高尾の庭の紫陽花は、ピンク~紅色に染まっています。(笑)

 

Hydrangea macrophylla

Hydrangea macrophylla

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、このあじさいの色は、自分で調節する方法があるのですよ

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もちろん、すべてのアジサイができるわけではありません。もともと白いアジサイには色を変化させる色素『アントシアニン』をもともと持っていないため、白は白のままで、変化する事はございません(笑)。

 

白いアジサイ

白いアジサイ

 

 

 

 

 

 

 

 

品種によってはピンク系や水色系など、お好きな色に近づけることもできるのですよ♡

ただし、すぐに思った色にならないこともあり、何年もかかることもありますので、焦りは禁物です!

そうだとしても、花の色を変えることができるなんておもしろそうだとおもいませんか。

💙💙💙💙💙💙💙💙💙

自分の好みのお色に染める事が出来る!そう考えただけでわくわくしてきます。

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そこで今回は、紫陽花の色の変化はどうして起こるのか?色の変化はコントロールできるのか?ということについて簡単にお話させて頂きます。

では、どうして紫陽花は色を変化させながら咲くのでしょうか。その要因とされているものが2つあります。

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まず1つめの要因は、紫陽花の『老化現象』だと言われています。咲き始めの頃の紫陽花は、ガクの中の葉緑素のおかげでやや緑色掛かった色をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花の最盛期を過ぎた紫陽花は、細胞に『二酸化炭素』がたまっていきます。

やがて、紫陽花の色素が少しずつ、少しづつ分解されていくことで、その緑色は徐々に薄くなっていきますが、

『二酸化炭素』が作用して、やがて赤みを帯びた色へと変化します。

 

紫陽花がもつ、『アントシアニン』という色素によって、青色や紫色へと変化していくのです。

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紫陽花の色を変化させる要因の2つめは、土に含まれる『アルミニウムイオンの量』だと言われています。

 

水を吸い上げる際に紫陽花は、この『アルミニウムイオン』も同時に吸い上げるのですが、この量の違いによって結果、花色に変化を起こすのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、そこで一つの疑問が生じてしまいます。では、同じ株の紫陽花の花は、同じ環境で、同じ土に咲いているのに、なぜ色に違いがあるのでしょうか?

 

調べてみると、その原因も紫陽花が吸い上げる水の量、吸い上げた『アルミニウムの量』に違いがあるから、同じ株の紫陽花でも色の違いが生じてくるのだそうです。

同じ根っこから吸収されているのに、枝ごと、花ごとで差異が生じる・・・!!!

おもしろいですね💙💙💙

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さらに調べてみると、日本では青色の紫陽花が多く見受けられますが、外国では赤色の紫陽花が多い傾向があるようです。

これは、日本が火山国で雨が多く、土が弱酸性の傾向にあるからというのもその理由の一つですが、

雨の多い時期に咲くため、青い色に変化するアジサイが多いとも言えますね。

 

つまり・・・土壌をアルカリ性に傾けるように、『石灰散布』を行えば、赤色を強める事も理論上可能と言う事になりますね。

ごゆっくり、変化していくお色を愉しみながら、時間の経過をも楽しみましょう!

 

紫陽花のように花の色が変化する植物はそう多くはありません。
どんな色になるか、いろんなことを試しながら紫陽花の色を楽しんでみてはいかがでしょうか(笑)?

紫陽花は切り花では色の変化が起こらないので、くれぐれも根がついたままの状態で、変化を楽しんでくださいね💙💙💙💙

 

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